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介護職夜勤の実態!16時間労働はしんどいのか?


今回のテーマは介護職の夜勤の実態についてお話ししていきたいと思います。

皆さんの施設はどんな夜勤形態でしょうか。多くの施設は16時間夜勤なんじゃないかなと思います。
私も特養の介護士として働いていた時は16時間夜勤でした。4〜5年ほど経験しましたが、今振り返っても本当にきつかったなと思います。

これから介護士になろうと思っている方や、夜勤を始めようとされている方もいると思います。
はっきり言いますが、16時間夜勤は本当にきついです。なので今もずっと介護施設で夜勤をされている介護士さんは本当に大変だと思いますし、心からすごいと思います。

とはいえ、きついきついと言っていても始まりません。介護施設で働く以上、夜勤は必ずついてくるものです。
この動画では、16時間夜勤が実際にどんな感じなのか、良いところも悪いところも含めてお話ししていきたいと思います。
ぜひ最後まで見ていただき、これから夜勤を始める方は予習として役立ててください。
また今すでに夜勤をされている方も、転職などの参考にしていただければと思います。

さらに、今16時間夜勤をされている方がどれくらいいるのか人数を知りたいので、当てはまる方はぜひ「いいね」を押してください。
また、それ以外の夜勤形態で働いている方は、コメント欄でどんな勤務形態か教えていただけると嬉しいです。


目次

介護施設の16時間夜勤とは

まず、介護施設の16時間夜勤がどんなものか説明します。
16時間夜勤は夕方と朝で入れ替わる二交代制の勤務形態です。

介護職をしている人にとっては当たり前ですが、知らない人からすると「16時間ってやばくない?」と思われるかもしれません。

例えば、たかちゃんの施設では16時間夜勤ですよね。何時から何時まででしたか?
ざっくり言うと、16時から朝の9時までですね。施設によって多少違いますが、だいたい夕方16〜17時ごろから翌朝9〜10時ごろまでが一般的です。

16時間夜勤といっても、実際には1〜2時間の休憩が含まれるので、実質17〜18時間勤務という形になります。
さらに16時間夜勤は2日分の勤務に相当します。夜勤入り、夜勤明けで一気に2日働いた扱いになり、その次の日が休み、いわゆる「入り明け休み」になります。

ただし、中には「入り明け休み」がなく、そのまま勤務になる施設もあります。そういう施設は正直ブラックな傾向が強いですね。
よっぽど人手が足りないか、職員のことを考えていない施設か、このどちらかだと思います。


ワンオペと複数人夜勤の違い

また、同じ16時間夜勤でも、事業所の形態によってワンオペ(一人夜勤)の場合と、複数人での夜勤の場合があります。

例えば特養だと、ユニット型では2ユニットを一人で見る形なので、基本的に一人夜勤です。
一方、従来型の特養では全体を複数人で見るので、2〜3人で各フロアを担当します。

私も両方経験しましたが、やはり一人夜勤の方がつらいです。

まず、一人夜勤だと仮眠が取れません。
休憩時間は一応組み込まれているんですが、それは建前で、実際には一人なので仮眠や休憩は難しいです。
一人が休憩したら誰が利用者を見守るのか、という話になるので、休憩はあってないようなものです。

さらに利用者さんが急変したり、緊急対応が必要なときも大変です。
一応、他のユニットから応援を呼ぶことはできますが、応援に来る人は基本的に自分のユニットのことしか把握していません。
結局ほとんど自分で対応しなければならない、という状況になるんです。

本当に大変ですね。


グループホームの場合

グループホームでも一人で16時間夜勤をすることがあります。
ただし、グループホームは利用者さんが最大9人なので、ユニット型特養と比べると人数が少なく、負担も多少は軽くなります。

介護施設における16時間夜勤の流れとメリット・デメリット

16時間夜勤の業務スケジュール

これは一般的な介護施設における16時間夜勤のスケジュールの一例です。
勤務は17時から始まり、まずは日勤スタッフからの申し送りを受けます。その後、夕食の準備を行い、17時半頃から食事介助が始まります。18時には夕食の片付けや口腔ケアを行います。

20時には排泄介助と就寝介助を行い、21時には就寝前の薬の内服介助を行います。23時には巡視、排泄介助、体位交換を行います。基本的に巡視は2時間おきに行い、1時、3時、5時にも巡視と体位交換、排泄介助を実施します。

6時頃になると離床介助や着替え、清拭(体を拭くこと)、バイタル測定を行います。7時頃から朝食が始まり、食事介助を実施。8時には夜間の記録を入力・整理し、9時に朝礼で申し送りをして退勤、という流れになります。

施設によって細かい点は異なりますが、大まかにはこのような業務内容になります。排泄介助の回数も施設によって異なり、1日5回の施設もあれば4回、最近では3回に減らしているところもあるようです。私の勤務先では1日4回が平均ですね。昔はもっと多かったのですが、パッドの性能向上や「睡眠を優先するべき」という考え方の広がりにより、回数が減ってきています。

16時間夜勤のデメリット

1つ目のデメリットは、やはり体力的に非常にきついという点です。夜中や朝方にトイレ誘導やおむつ交換、体位交換、記録入力などを行うため、体への負担は大きいです。特に暇な時間帯に急に眠気が襲ってくるのがつらいという声もあります。

2つ目は昼夜逆転の生活になりやすいことです。夜勤明けで午前中に帰宅し、そのまま夕方まで眠ってしまうと、夜に眠れなくなり、生活リズムが崩れてしまいます。その結果、日勤勤務の際に強い眠気に襲われることもあります。休養の取り方や生活リズムの工夫が求められます。

16時間夜勤のメリット

一方で、16時間夜勤には大きなメリットもあります。

1つ目は、時間に余裕ができることです。16時間夜勤は2日分の勤務をまとめてこなすイメージなので、日勤だけの場合に比べて自由に使える昼間の時間が増えます。通勤回数も減るため効率的です。夜勤明けから連休につなげて旅行に行くことも可能です。

2つ目は、収入が増えることです。夜勤手当は比較的高めに設定されており、相場は1回あたり5,000円〜6,000円程度です。日勤だけの場合に比べると月に4万円ほど多く稼げることもあり、経済的メリットは大きいです。

3つ目は、介護技術が向上することです。夜勤は少人数で業務を回すため、1人あたりの介助量が増えます。おむつ交換や急変時の対応など、実践経験を積む機会が圧倒的に多いため、介護士としてのスキルアップにつながります。日勤では他のスタッフに任せてしまう場面でも、夜勤では自分で判断して動く必要があるため、大きな成長の機会となります。

まとめ

介護職の16時間夜勤についてお話してきましたが、実際は本当に体力的にも精神的にもきつい勤務です。私自身も経験しましたが、夜中におむつ交換や巡視を繰り返すのは想像以上に大変でした。ただ、その分だけ夜勤手当で収入が増えたり、昼間の時間を有効に使えたりと、メリットも大きいんですよね。そして何より、一人で判断しなければならない場面が多いので、介護技術や対応力は確実に鍛えられます。これから夜勤に挑戦する方は、ぜひ自分の体調管理を大切にしつつ、働き方の選択肢として考えてみてください。今まさに夜勤を頑張っている介護士さんには、心から尊敬と感謝を伝えたいです。

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